お酒の種類別に見るアルコールのカロリー:ビール

お酒の種類別に見るアルコールのカロリー:ビール

カロリー

お酒の種類別に見るアルコールのカロリーとして、ビールを取り上げてみましょう。

一般的に食べ物や飲み物のカロリーつまり熱量は糖質、たんぱく質、それに脂質から計算されます。

中学校くらいの理科の時間で習っているかもしれませんが、

  • 糖質:1gあたり4kcal
  • たんぱく質:1gあたり4kcal
  • 脂質:1gあたり9kcal

の熱量を持っています。

ですが熱量を持っているものはこの3つの栄養素だけではありません。

一般的な食事ではこの3つの栄養素だけかもしれませんが熱量を持っているものは他にもあります。

ビール

その代表がアルコール、化学的にはエタノールです。

ですから、ビールなどのお酒の熱量を考える場合には糖質、たんぱく質、脂質のことだけを考えていては大きな見落としをすることになります。

よほど甘いお酒、糖質がたくさん含まれているようなものを別にすれば、酒類のカロリーの大半は実はアルコールだからです。

アルコールの熱量は中学などの理科の時間では教えてくれなかったでしょう。教育的観点から当然かもしれません。

アルコールの熱量は1gあたり7kcalです。

脂質ほどとはいきませんが糖質やたんぱく質よりもかなり高いことが分かります。

電卓

ここまで分かって初めてビールのカロリー計算に進むことができます。

もちろん銘柄によっても多少の差異はありますが、平均的な銘柄で考えますと、ビールのアルコール度数は5%です。

そして100mlあたりだいたい3.5g前後の糖質を含みます。

一方、脂質はまずゼロですし、たんぱく質も1g以下ですからここでは無視して考えることにします。

すると、100mlあたり5gのアルコールで35kcal、3.5gの糖質で14kcalとなり、合計して50kcal程度となることが分かります。

これはあくまで100mlあたりの数字ですから、350ml缶では175kcal、500ml缶では250kcal程度です。

最近は発泡酒や糖質ゼロをうたった商品も多いですが、発泡酒の場合は熱量的にはほぼ変わりません。

せいぜい平均的な糖質が3.5g前後から3g前後になっている程度でアルコール度数は変わりませんから、熱量としては47kcal程度となりほぼ変わらないことが分かります。

糖質0

一方で糖質ゼロの商品は確かに熱量はかなり違ってきます。

アルコール度数も若干低くなり4%程度で、糖質ゼロなのですからアルコール分だけの熱量です。

つまり28kcal程度となり、一般的なビールと比べると6割以下の熱量となっています。

アルコールの熱量に関しては、糖質やたんぱく質、脂質などによるものとは異なり、ヒトの体内で比較的蓄積されにくいエネルギーだと言われています。

確かに、アルコールを飲むと体温が上昇し呼吸も早くなります。

このことから分かるように、摂取した熱量のうちのかなりの部分がその場で消費されていき、例えば脂肪分のように蓄積されやすいものではありません。

ですが完全にではありません。アルコールの熱量であっても一部は体内に蓄積されうることが分かっています。